JKイレブン~問題児扱いされし少女たち~。それは愛麗と柚歌が気に入っているアニメ作品である。特にサッカーに興味のない10人の問題児な少女たちがGKの主人公に導かれてサッカーをやりつつ様々な遊びをしながら日常を過ごしつつ自分勝手な大人たちと戦っていく作品であり、ジャンルはスポーツ系と萌え系を組み合わせたような絶妙な雰囲気となっている。
派手なシュート技やドリブル技が売りで相手チームも女子だらけで女子同士の絡みもあり、深夜枠ながらも2年近く放送されていて劇場版も制作されている人気作品である。愛麗と柚歌もこの作品が好きであり、2人で映画やイベントに行ったりしている。2人は今日もアニメ版の視聴はしている奈摘も交えて、地下書庫の談話室でJKイレブンの情報交換をしていた。
麗「そういや柚歌は知ってた?」
柚「何かあったの?」
麗「JKイレブンの監督代わるらしいわよ。」
柚「そうなんだ・・・2年間ずっと同じ監督だったから今更変わるのって珍しいよね。」
麗「前の監督が別の作品の監督に就くことになったからそれで交代するんだってさ。」
柚「アニメの世界ではよくあることだね。」
奈「お二人は本当にJKイレブンがお好きなんですのね。」
麗「そうよ。あそこまで夢中になった作品はJKイレブン以外にはないわね。」
柚「アニメのスポーツ系作品に興味のないボクでも引き付けられたからね。アニメのスポーツ系ってボクの兄貴たちみたいながっしりした体格の男ばかりで可愛い子が少なくて面白くないっていうか・・・」
奈「少年向けが多いですし、登場してもマネージャーや恋人ぐらいですものね。それを考えるとJKイレブンはある意味革命的な作品なのかもしれませんわね。」
麗「奈摘も何だかんだでJKイレブン好きよね。」
奈「ええ、どの子も可愛くて素敵な子たちばかりですもの。ライバルチームにも見下してくる子や嫌味な子がいなくて見やすいですわ。」
柚「そういう所もこの作品の魅力なのかもしれないね。」
3人が楽しく話をしていると、入り口である階段の方からどたどだと音が聞こえてくる。
麗「あれ?入口の方から音がするんだけど・・・」
柚「誰か来たのかな?」
奈「足音はこちらに向かってきているようですわね。上でアニーさんが見張っているはずなのですが・・・」
足音の主は談話室の扉を開け、中に入ってきた。足音の主は女性でラニーに似たハーフのような出で立ちをしていた。
?「・・・ここでいいのかしら?」
麗「あんた誰よ?この場所に勝手に入ってきて、ただで済むと思ってんの!?」
柚「見慣れない人だね。誰からこの場所を聞いたのかは知らないけどさ、ここはボクたちの秘密の場所なの。」
奈「勝手に入ってくる方は記憶消去させてもらいますわ!」
?「え?なんでそんなに怒ってるの?ワタシはただ・・・」
ラ「皆さん、違うんデス!」
奈「どうしたんですの?」
ラ「この人は千葉崎セラフィさんデス!」
柚「セラフィ・・・確か、禰恩さんたちの末妹で映画監督の人だっけ?」
セ「勝手に入ってきてごめんなさい。貴方達のこと禰恩から聞いていて貴方たちにどうしても聞きたいことがあって、ここに来たの。」
麗「禰恩さんたちに教えてもらって聞いたんだ。ならいいよ。」
ラ「それと、お客さんはもう1人いるデス。」
ラニーは腕に女性を抱えていた。その女性は和琴に似た三つ編みで眼鏡をかけており、なんとなく暗い雰囲気を催していた。
翠「はぁ・・・おいセラフィお前足早すぎだろ。ふざけんなよこちとら何年も運動してねえんだよ!お前はいつもいつも突発的に行動しやがっ・・・」
セ「ごめん翠漣。」
翠「厄介なことだと判断したことはシャットアウトするとかお前マジありえねえわ。」
柚「セラフィさんこの方は?」
セ「ワタシの姉で三女の翠漣。ちょっと仕事を手伝ってもらってるの。」
翠「・・・よろしく。とはいっても私がやってんのはWebの作成ぐらいだけどな。真凛や妹たちから聞くお前らがどんな奴らなのか気になって見に来ただけだ。」
セ「それで貴方達の中にJKイレブンっていう作品を詳しく知っている子はいない?」
麗「あたし知ってますけど。」
柚「ボクも・・・」
奈「わたくしも少し見てますわよ。」
セ「それは良かったわ!なら、少し私に色々話を聞かせてくれないかな。」
奈「JKイレブンのですか?なぜですの?」
セ「実は・・・私がJKイレブンの新監督に決まってね。貴方たちがファンだっていうからどんな作品か教えてもらいたくて。」
麗「あれ、セラフィさんって映画監督じゃないの。JKイレブンはアニメ作品だけど・・・」
柚「次の劇場版の監督ってことかな?」
セ「違う、正式なアニメ版の監督。前任の人から指名されて引き受けたのはいいんだけどアニメの監督ってやったことなくて・・・それで貴方達からどんな作品なのか話を聞きたかったの。」
麗「分かりました。今から話しますのでそこに座ってください。」
セ「分かったわ。」
翠「私も座っていいよな?」
奈「もちろんですわよ。」
セラフィと翠漣がソファに座ると柚歌がホワイトボードに説明のための図と文章を書き、説明を始めた。
柚「JKイレブンは七都星学園という学園にいる10人の問題児を主人公である学園の生徒会長がその立場を捨ててサッカーや遊びをしながら日常を過ごし、悪い大人たちに反抗していく話です。」
セ「なんでサッカーや遊びなの?」
奈「それは・・・主人公が急にサッカーやろうよと言いだして始めたのがきっかけで特に語られていないのでわたくしたちにもわかりませんわ。おそらく、問題児たちは学園から能力の高さゆえに邪険に扱われているので学校側に存在を認めさせるためにサッカーを選んだものだと思われますわ。」
セ「理由はよく分からないっと・・・」
麗「それとこの作品は普通のスポーツアニメと違ってあまり泥臭さが無いんです。サッカーはあくまで差別してくる七都星学園への反抗みたいな感じですね。」
柚「むしろスポーツアニメというよりは萌えアニメに分類したほうがいいと思います。」
セ「スポーツアニメよりは萌えアニメとして扱え・・・っと。次はメインキャラ11人の女の子について説明貰える?」
麗「主人公はこのピンクの髪の子で名前は湯之宮澪(れい)。サッカーするときはGKをしています。元々は七都星学園の生徒会長でしたが、問題児たちを差別する学園のやり方に疑問を持ち、以降はその座を捨てて学園と戦い続けているんです。」
セ「その子はなんで生徒会長の座を捨てちゃったの?」
麗「七都星学園は優秀な生徒が集まっていて澪はその中でも能力のほとんどが優秀だったから生徒会長に任命されていたんです。ですが正義感も強かったので問題児たちを差別する学園の経営陣に対して反旗を翻したんです。七都星学園は教師の影響力が凄く強い学校なんで言うことを聞かない子や素行に少しでもズレがある子は教師から妬み嫌われるんです。澪は悪いことを平然と実行する大人たちにはついて行きたくなかったといっています。」
セ「ほうほう・・・翠漣ちゃんと会議録取ってる?これは大事なことだよ?」
翠「おい、なんで私がそういうことをやることになってんだよ。分かったよ書いてやるよ・・・」
セ「ありがとう。それじゃ続けてお願い。」
柚「次はDFの1年生コンビですね。ポニーテールで元気そうな子が先陣山焔。ハネたセミロングで帽子被ってる可愛らしい子が綿路悠莉です。焔は元気で常に動き回ってないと落ち着かない後輩気質の子でっすをつけて話します。悠莉はちょっと好みが変な所があって虫とかに可愛いって言っちゃうような子ですね。だけど器用でドールの服を作ったりもします。」
セ「へぇ・・・妹にいたら楽しそうな子たちね。」
奈「お次は澪さんの幼馴染ですわね。こちらの片目を隠している三つ編みの方が津雪姫歌さん、こちらの顔に傷が入っている方が舞子衣吹さんですわ。姫歌さんはDFで読書が好きでたくさん本を読んでいるので雑学知識がとても豊富なのですわ。衣吹さんはFWとMFの中間ぐらいを担当していてお友達をとても大切にする方ですの。かつてはバスケの特待生だったのですが腕を痛めてしまい、不良だった時代もあるのですがね。顔の傷はその時についたものらしいですわ。」
セ「読書の虫と友達を大切にする元不良か・・・なんか面白そう。」
麗「それと2年生カルテットか。この4人はMFです。この褐色肌で金髪の子が踊橋星奈、濃い緑髪のお団子の子が四季有沙、カチューシャしている子が女渕心美、銀髪でヘッドフォンかけている子が銕兎亞です。4人は小学校からの友人なんですよ。」
奈「星奈さんは見た目はギャルのようですが、周りをよく見ていて頭がとても良いのでチームの司令塔をしていますの。」
柚「有沙は身体が柔らくて柔軟さを生かしたプレーが得意なんです。逆立ちしてパスを出したりするんですよ。」
麗「心美は気が強くて、怒りやすい所もあるけど11人の中では一番繊細なんですよ。兎亞は無口な上に口も悪いですけどパソコンに強くてネットビジネスで部費を稼いでくれるみたいな優しい所もあるんですよ。」
セ「この4人は湯之宮さんたちとはまた違う形の幼馴染ってことなのね。」
柚「あとは・・・ツートップのお嬢様コンビですね。こっちの金髪リボンの方は法龍院ナンシー、もう1人の黒髪の方は天満屋敷倫子。和と洋のお嬢様で家庭での扱いも真逆なんですよ。ナンシーは元々生まれた家が男尊女卑の家庭だったのでないがしろに扱われて法龍院家の養子になった経緯があります。倫子は大切に育てられたんですけど、本人は刺激を求めて突発的な行動を取ることがあります。」
セ「他には登場人物はいないの?」
麗「あとは、彼女たちを目の敵にしている理事長とかいます。彼らは大半酷い目にあったり、澪たちに制裁されたりします。ストーリーの説明は・・・ここに1話が入っているDVDありますけど見ますか?」
セ「本当!?貴方たちから話を聞いていたら見たくなっちゃったわ。翠漣も見るわよね?」
翠「あんま興味ないけど付き合ってやるよ。」
ラ「ワタシも見るデス!」
柚「それじゃ、再生するね。」
柚歌はDVDをポーダブルDVDプレイヤーに入れて再生した。
JKイレブン~問題視扱いされし少女たち~
・・・ここは私立七都星学園。かつては名門校であったが現在はそうでもない女子高である。こんなことになったのも現在の理事長を中心とする教師たちが自分になびかない人間や行動に問題がある生徒を切り捨てているからなのだが。今日も理事長は取り巻きの教師たちと退学者リストを見て気に入らない生徒を切り捨てようとしていた。
教師1「理事長、今月の退学者候補の問題児たちのリストです。」
理「ふーむ・・・それじゃ、この頭に異常がある10人の問題児は今週で退学っと・・・」
教師2「はい、直ちに・・・」
しかし、そんな自分勝手に事を進めようとする理事長達の部屋にある女子生徒が乱入した。生徒会長の湯之宮澪である。
澪「ちょっと待ってください!なんで・・・退学にするんですか!?」
理「君は・・・?」
教師1「君は生徒会長の湯之宮君だね。何をしに来たんだここは生徒会長とはいえ生徒が入っていい場所ではないぞ。」
澪「今回の退学者リストに私の友達の津雪さんと舞子さんが入っているって聞いたので・・・」
教師2「津雪は読書ばかりしてテストではいい点を取るくせに授業は真面目に受けようとしない、舞子はバスケの道を絶たれたことが影響で暴れた前科がある。」
理「こんな生徒は私が治めるこの学園にふさわしくない。君もこんな不良たちではなくもっと友達を選びなさい。」
澪「ふざけたこといわないで!気に入らない生徒を退学にしたり、スラム街みたいな場所を作って気に入らない子をそこに追いやったり・・・自分たちが最低なことをしているのが分からないの!?」
理「いい加減にしないか!この学園は私による私の物だ!君はいい子だから生徒会長の座をくれてやったのに・・・今日限りで君もスラム街行きだ!二度と私の前に姿を見せるな!!!」
澪「分かりました・・・それなら、津雪さんと舞子さんを含むその10人を退学にするのはやめてください。そうしないと、この学園の真実を告発します。」
澪は会話を録音のしたボイスレコーダーを見せて理事長を脅した。
理「ぐっ・・・(今現在この学園の信用は地に落ちている・・・今告発されたら私の地位も危うい・・・)分かった好きにしろ!!!」
七都星学園~スラム街の一角の小屋~
生徒会長の座を失った澪は学園のはずれにあるスラム街の一角にある小屋に入れられた。そこには退学をまぬがれた10人の生徒もいた。
澪「あーあ・・・これで進学も難しいかもね・・・」
姫「澪・・・貴方なんでこんなことしたの!!!貴方には生徒会長を務めあげて立派に進学してほしかったのに・・・」
衣「お前は俺たちの希望だったんだぞ!!!」
澪「姫歌や衣吹・・・それに可愛い後輩たちが退学になるなんて絶対許せないもん。それに進学だって外部の大学に行けばいいしさ、あんな理事長の学校のために仕事や奉仕なんてしたくもないから。」
焔「先輩・・・ウチらのためにすんませんでした!」
悠「ユウたちのせいで先輩の未来潰しちゃったんだもんね・・・」
星「ほんと、どうやってお詫びしたらいいか・・・あたしのおっぱいで良ければ揉みます?」
兎「止めなさい星奈、みっともないわ・・・」
澪「焔ちゃんに星奈ちゃん。そんなことしなくたっていいよ。私は自分の意志で皆の事を助けたんだから。」
心「それにしてもあの理事長、学園の中にスラムなんか作っている時点で差別していることに気づかないのかしら・・・やっぱ男なんてクズばかりね。」
倫「心美さん、憶測で決めつけるのは良くないです。」
心「そんなこと言われたって、倫子だってあの理事長にいい印象なんか持てないでしょ!?」
倫「確かにそれはそうですけど・・・」
有「理事長がすべての権限を握っている以上どうしようもないよね。」
澪「ねえみんな、何か楽しいこと・・・そうだサッカーやらない!?」
ナ「先輩、急に何を言い出すんですの。この学校に女子サッカー部はありませんわよ?」
澪「だからこそ私たちで部を作ろうよ!それにサッカー以外にもたくさんの遊びをするの。その名も・・・女子遊部だよ!」
星「楽しそう!あたしも遊びたいし~!」
焔「ここはスラムっす。毎日遊んでも怒られないからいいんじゃないっすかね!!!」
悠「勉強はやろうね焔ちゃん・・・」
澪「うんうん!それに部活で活動して実績を残せれば、理事長を見返すことだってできるかもしれないよ!」
衣「楽しそうじゃねえか!やってやるぜ!」
心「津雪先輩・・・湯之宮先輩っていつもああなんですか?」
姫「・・・あの子は言い出したら止まらないのよ。とはいえここだと本を読むことと進学のための勉強以外やることもないから付き合ってもいいわ。」
心「そうですか。ならあたしも協力します。有沙と兎亞はどうすんの?」
有「私はやろうかな。サッカーならMFで昔少しかじってたし。そんなわけで私MFでお願いします。」
兎「ものすごく下らないと思う。だけど付き合うぐらいならいいわ。部費は出ないだろうから道具とかの経費は私が今やってるネットビジネスから出すから。」
澪「ありがとう姫歌ちゃん、みんな!それじゃ、今日から女子遊部が正式に活動開始だよ!」
澪が思いついたサッカーをメインに活動する女子遊部・・・この部は後に伝説の部活動として語り継がれることとなる。
~第1話 終~
セ「中々見ごたえある作品ね(こういうタイプの作品が嫌いな人はクソアニメとか言いそうだけど・・・)。この子達は女子遊部を通じて活動していくってことでいいのかしら?」
麗「JKイレブンっていうのはサッカーの事だけじゃなくて澪たち11人の事を指していてサッカーのイレブンとかけているんですよ。」
ラ「だから11人いるんデスね。」
セ「だけど、11人も動かすのって難しそう・・・私にできるかしら?」
奈「そこは1話以外の話も見て、この作品の話の構成を見ていただければ分かると思いますわ。」
柚「毎回11人全員が登場するわけじゃないんですよ。試合の時以外は4〜5人ぐらいが登場して色々な遊びを試したり、サッカーの練習したりするんです。」
麗「彼女たちが参加するサッカーの大会も公式のものではなくて、どちらかというとアングラ的な非公式大会なんです。」
奈「チームのコンセプトも様々で何かに挫折した子たちや社会を恨んでいる子たち、公然の場では言えないような趣向を持った子たちが集まったチームも参加したりするのですわ。」
セ「なんでもありね・・・その子たちがその非公式の大会に出場する目的って何かあるの?」
麗「その大会の主催者がかつて社会から冤罪をかぶせられて迫害されてその恨みから闇の世界で生きるようになったとんでもない人なの。大会で優勝したチームにはその人がなんでも願いを叶えてくれるっていう権利がもらえるの。当事者にはばれない様に恨みがある人を失脚させたり、自分を追い込んだ人に復讐を依頼したりなんてことも頼めるんです。」
セ「ずいぶんブラックな面もあるのね・・・その子たちの目的ってやっぱり・・・」
奈「その通り、目的は理事長と取り巻きから教員免許をはく奪し、二度と教職に就けないようにすることですわ。とはいえ、それは1年目には終わってしまったのですけどね。」
セ「え・・・それじゃあ今は何の目的を持って大会に出ているの?」
柚「スラム街の撤去だよ。理事長が去ったからといって一部の自称エリートな連中からの差別は続いているわけですから。」
麗「だから今度は身分を勝手に決めつけている証拠であるスラム街を撤去して生徒間の差別を失くすことを目的に大会に出てます。」
奈「ですが数か月前のアニメ美少女雑誌に書かれていた前監督のインタビューによりますと2年目からはライバルチームもさらに強くなって、普通のスポーツアニメにいるような性格の悪い子もいるそうですわ・・・」
セ「そうなんだ・・・ワタシはそんなキャラは出したくないな。」
麗「だからこそセラフィさんにJKイレブンをより良い作品にしてもらいたいとあたしたちは思ってるんです。このタイミングで監督が変わってくれたのも何かの縁だと思いますし・・・」
柚「映画界でも有名なセラフィさんの手腕でJKイレブンを見てくれる人が素敵な作品ににしてほしいんです。」
セ「分かった。貴方たちの分かりやすい説明のおかげでJKイレブンの魅力は十分伝わったし、新監督として視聴者に感動を与えられる作品を作れるようやってみるよ。」
奈「ありがとうございますわ。これでJKイレブンも安泰かもしれませんわね。」
ラ「ワタシもJKイレブンを本格的に見てみたくなったデス。」
麗「セラフィさん・・・JKイレブンの事よろしくお願いします!」
セ「うん、それじゃ早速事務所に帰って前監督の意向を少し変更するために企画会議しなくちゃ。愛麗ちゃんたち本当にありがとうまた来るからね!翠漣、行くわよ!」
翠「はいはいっと・・・じゃ、アタシら帰るわ。お前らもし作ってほしいWebサイトがあったらいつでも連絡していいからな。アタシは本職はWebデザイナーなんだ。」
柚「あの・・・翠漣さんって人間嫌いだって真凛さんから聞いたことがあるんですけど・・・」
翠「あいつ余計なことを・・・そうだよ。だけど今日のJKイレブンを話しているお前らの姿を見てお前らのことは信じてもいいかなって思えたんだ。」
セ「翠漣!早く帰るわよ~!」
翠「わーったよ・・・じゃなお前ら。」
セラフィに急かされ、2人は帰って行った。
その後、セラフィが監督を引き継いだJKイレブンは深夜枠での放送でありながら人気が上昇し、イベントの開催やファンの数も大幅に増えた。その裏には愛麗たちファンのアドバイスがあったことを忘れてはならないだろう・・・