麗の最凶の姉

ある平日の放課後、凛世はあることを相談に和琴の家である眞武書房にやってきた。運よく和琴は店で本の整理をしていた。
凛「眞武さん、ちょっとよろしいですか?」
和「どうしたの夜光。本買いに来たんなら商品持ってきて。」
凛「いえ、違うんです。実は、今度相談面接の予約を入れたいのですが・・・」
和「なんだそっちか・・・いいわよ。何時頃?」
凛「できる限り早くお願いします。」
和「それなら明日が空いてるから、16時に来て。」
凛「分かりました。ありがとうございます眞武さん。」
和「そんな気にしなくてもいいわよ。あたしはこういうこと好きでやってるんだからさ。」
和琴はそう言いながら、愛の申し入れた予約をどこからか取り出したノートに書き込んだのだった。

和琴が面接の予約を入れたのと同じ頃、柚歌と陽姫と咲彩が駅ビルで買い物をしていた。
陽「ゆいちゃんにさあちゃんも手伝ってもらってごめんね・・・」
柚「いいよ別に。萌夏さんの友達がこの町に引っ越してくるから歓迎パーティーをするんでしょ。ボクはそういう関係素敵だと思うなぁ。」
咲「歓迎パーティーを開けるほどの仲ってことは、はるちゃんとちーちゃんみたいな関係だったりするのかな。」
陽「そこまではいってないと思うよぉ・・・そういえばお姉ちゃんが言ってたけどその人妹がいるらしいよぉ。」
柚「妹かぁ・・・ということはボクたちと同い年かもしれないね。」
陽「妹さんはずっとこの町に住んでいるとか言っていたから、案外近くにいる人かもしれないね。」
咲「私たちのクラスにいたりして・・・」
陽「まさかぁ~。そこまで近しい人のお姉さんだったらわたしたちが存在自体知っててもおかしくないと思うよぉ。」
咲「それもそうね。」
柚「これで買い物は全部終わったの陽姫ちゃん。」
陽「うん、これで全部だよ。2人ともありがとう。それじゃあ帰ろうか・・・あれ?あの子愛麗ちゃんじゃない?」
陽姫が見た方向には愛麗によく似た女の子がいた。
柚「いや、よく見ると違うよ。身長高そうだし、髪も黒色だしね。」
確かに柚歌の言うとおりその女の子は170cmぐらいの身長のように見える。
愛麗と似ているのは胸が大きい所とカチューシャをしているところぐらいで、ほかは似ていない。
長い髪はストレートで青みがかった黒髪。オーバーオールも着用しておらず、ショートパンツを着ている。
少し優しそうでぼんやりした雰囲気からいつも強気な愛麗とはかけ離れているように見える。
咲「他人の空似ってやつかもしれないわね。」
陽「なあんだ。残念・・・まあいいや帰ろうかぁ。歓迎パーティーは明日だっていうから準備しないと。」
陽姫そう言うと咲彩と柚歌と一緒に荷物を持って帰って行った。

次の日・・・凛世は和琴のカウンセリングルームに来ていた。
和「それで、今日の相談は何?」
凛「眞武さんはここ最近の愛麗の様子がおかしいのに気が付きませんでしたか?」
和「生泉?・・・ああ、そういえばかなり疲れている感じだったわね。それがどうかしたの?」
凛「愛麗のお姉さんが帰ってくるらしいんです・・・」
和「へえ・・・あいつ姉もいたんだ。妹だけかと思ってたわ。」
凛「問題はそのお姉さんなんです。」
和「どんなところが問題なの?」
凛「愛麗のお姉さんは騎ノ風の大不良と言われていて、高校生だった頃は夜中にバイクを乗り回していたという噂もあります。それに加えて愛麗にもかなり性的ないたずらをしていたみたいなんです。」
和「かなり過激な人だったってわけか。」
凛「ええ・・・それで戻ってくるという事を知ってあんな風になってしまったのではないかと思うのです。」
和「あいつも結構苦労しているのね・・・それで、夜光はどうしたいの?」
凛「愛麗を元気づけてあげたいんですけど何も思いつかなくて・・・」
和「そうねえ・・・生泉をあんたの家に居候させるとかどう?」
凛「それは難しいです・・・」
和「ですよね・・・そうね。夜光、今からあたしを生泉の所に連れて行きなさい。直接話を聞いてみるわ。」
凛「分かりました。今連絡取ってみますね。」
凛世はスマートフォンを取り出して愛麗に電話をかける。5分ほど話をして電話を切った。
凛「愛麗が駅前のネットカフェに来てくれるそうですから行きましょうか。」

凛世と和琴が駅前のネットカフェに向かうと事情を伝えて愛麗がいるファミリー向けの大部屋まで通してもらった。指定された部屋に向かうと、愛麗がすでにいた。
凛「愛麗、急に呼び出してしまってごめんなさい。」
和「部屋の代金はあたしが払うから。」
麗「んー・・・分かった・・・」
愛麗は魂が抜けているかのような上の空の返事をした。
和「重症だわこれ・・・」
凛「愛麗はお姉さんのことで悩んでいるんではないですか・・・?」
和「ここは防音だから何喋っても平気よ。」
麗「ああ、それで和琴が・・・うん、そうよ。はじ姉・・・生泉創が帰ってくんのよ・・・しかも家にね。」
凛「まあ・・・」
麗「凛世も和琴も知ってると思うけど、あたしの家は本来の管理人である祖父さんの代わりにあたしと楓で管理をしているマンションなのよ。なんかはじ姉の奴前に住んでいたアパートと問題起こしたらしくてね、騎ノ風に帰ってくるんだって・・・」
和「それで何かまずいこととかあるのよね?」
麗「まあね・・・また何かされるんじゃないかと思ったら怖くてさ・・・夜も眠れないのよ。この前なんか料理失敗するし、昔はじ姉に胸を触られたような錯覚まで蘇るしで・・・怖いのよぉ・・・」
和「難しい所ね・・・問題の内容にもよるけど、相当まともな人じゃないってことは話を聞いて大体わかったわ。姉と向き合えるまで別居するのは?あたしの家来てもいいし、もしあたしの所が嫌なら天宮城とか雷久保にもあたしから頼んでみるし・・・」
麗「それじゃあ、楓や祖父さんに悪いから・・・それに和琴たちの家にも迷惑がかかるでしょ。」
和「そうだけど、あんたがそんな姉と同居していたら精神病んで自殺しちゃうんじゃないかって思うから・・・」
麗「いや、そこまでにはならないわよ凛世いるし・・・それに、はじ姉は確かに昔は荒れてたけど・・・今は時々かかってくる電話で話している限りおっとりした感じになってるみたいなのよね。」
和「生泉、あんたの姉の人物像を教えてくれる?あたしがそれを聞けば何か対策を思いつけるかもしれないし・・・」
麗「分かったわ。はじ姉はこんな人よ・・・」
愛麗によると創とは以下のような人物であるらしい。以下の文章は和琴が愛麗から話を聞いて書いたメモである。
・おっとりした性格のように見えるが本性は変態。
・愛麗も夜寝ているときに布団にもぐりこまれ性的ないたずらを何度もされた。
・女の子の服を脱がして裸に剥くのが好き。
・妹たちと同様に想像力が強く、創作をするのが好き。ただし専門ジャンルは女の子いじめ系。
とのことである。
和「これは間違いなく曲者だわ・・・これ聞いただけであたし以上に歪んでいる何かを感じる。」
麗「こんな人だけど、根は悪い人じゃないのよね。やっぱり虐待でおかしくなっちゃったのかな。」
凛「お姉さんも虐待受けてたんですか?」
麗「あたしとは別の所に引き取られてたからよく知らないけどあたしよりも酷い虐待を受けてたみたい。はじ姉の里親ははじ姉を引き取った後すぐに自分たちの子供作ったみたいだから。それにはじ姉を引き取った理由も、元々はじ姉の里親には子供がいて、その子供が殺されてしまって可哀そうな自分たちを慰めるためにはじ姉を引き取ったって祖父さんが言ってたわ。」
和「というとやっぱり・・・」
麗「たぶん自分たちの次の子供を作るまでのつなぎとしてはじ姉を引き取ったんじゃないかなって思うのよ。子供が生まれるまでには非常に長い過程がある。だからその間はじ姉の面倒を見ることで、子供を殺されて可哀そうな自分たちを慰めてたんじゃないかなって思う。」
和「・・・そう言うのって人としてどうなのかしらね。」
麗「はじ姉は里親たちに実子が生まれた直後からはじ姉にネグレクトを行い始めたらしいわ。実子ばかり可愛がって、はじ姉には食事すら与えやしない。そんな状況が長く続いたせいではじ姉は不良行為を行い始めたらしいけど・・・祖父さんが引き取るのがもう少し早ければこんなことにはならなかったのかもね。」
和「創さんはどれぐらい前に引き取られたの?」
麗「はじ姉が小学6年生ぐらいのときかな。あたしはそん時小3だったわね。だからはじ姉が中学高校ぐらいの時が一番荒れてたかな。あのときは怖かった・・・夜中に帰ってきては暴れるし、あたしの布団にもぐりこんで性的ないたずらするし・・・」
和「生泉のACの原因は創さんも原因に入ってそうね・・・それで生泉、創さんはいつ帰ってくるの?」
麗「今日・・・昨日は騎ノ風市のホテルに泊まったみたいなんだけど今日からうちのアパート204号室に荷物が届くみたいで、それでなんか地元に住んでる友達とパーティするんだってさ。」
和「ねえ・・・あたしと創さんを合わせてくれない?」
麗「はじ姉に!?まだ家に帰ってないからあたしも会ってないけど・・・そろそろパーティの時間だろうから家に帰ってくるかもしれない。それと・・・はじ姉はあたしが知る限りではかなり危険人物だけど本当に大丈夫?」
和「生泉、あたしを誰だと思ってるのよ。それに伝説を作ったヤンキーならぜひ会ってみたいわ。」
凛「私はどこまでも生泉さんについてきますよ。」
麗「分かった、ついてきて。」
3人はネットカフェを出ると、愛麗の家である管理しているマンションに向かった。

その頃、陽姫、柚歌、咲彩は萌夏と共に、創の住む予定である204号室のマンションで歓迎会の
準備をしていた。部屋の鍵は萌夏が創に適当な理由付けをして借りておいたらしい。
陽「まさか愛麗ちゃんのマンションに住むなんて、驚きだよぉ。」
咲「創さんって、愛麗ちゃんと何か関係あったりするのかな?」
柚「案外身内だったりして・・・苗字も同じ生泉だっていうし。」
萌「そういえば妹がいるって話は聞いたことあるなぁ。それにしても3人とも手伝ってもらっちゃってありがとね。」
柚「いえ、全然ですよ。萌夏さんにはボクと陽姫ちゃんがお世話になってますし。」
萌「柚歌ちゃんは素直ね~。私の妹になってほしいぐらいだわ。」
陽「お姉ちゃんにはわたしがいるでしょ~」
萌「陽姫のことももちろん好きよ~。だけどおっきい妹以外にちっちゃい妹も欲しいのよ~」
陽「秋華ちゃんと冬花ちゃんだっているのに・・・」
萌「あの子たちは私たちと育ちが違うし~」
柚「はは・・・」
柚歌は萌夏に抱きつかれながら苦笑いをするしかなかった。その時、玄関のドアが開いた。入ってきたのはこの部屋に住む予定の創だった。
創「ただいまぁ~!・・・あれ、もっちゃん。なんでここにいるんですか?」
萌「あちゃ~・・・準備が終わる前に帰ってきちゃったよ。」
咲「どうするんですか萌夏さん。」
萌「もうこうなったらお祝いするに限るよぉ!創ちゃん引っ越しおめでとー!」
創「あたしのためにパーティ開こうとしてくれたんですね!ありがとうございます。」
萌「昔はバイクをバリバリ飛ばして髪の毛も染めて中二病っぽかった創ちゃんがまともになってお姉さん嬉しいよ。」
創「いや、あの頃のことはあまり言わないで下さいよ・・・」
柚「そういえばどこかで・・・あ、あのデパートでふらふらしてたお姉さん!」
創「貴方たちは?もっちゃんの友達ですか?」
萌「妹の陽姫ちゃんとその友達2人だよ。」
陽「西園寺陽姫です。お姉ちゃんがお世話になってます。」
咲「あ、よろしくお願いします。陽姫ちゃんのクラスで取りまとめをしている神宿咲彩です。」
柚「色部柚歌です。陽姫ちゃんとお付き合いさせてもらってます。あ、これでも女の子です・・・」
創「生泉創です。よろしくお願いします。」
咲「創さん、苗字が生泉ですけど・・・妹とかいたりします?」
創「妹ですか?2人いますよ。愛麗ちゃんと楓ちゃんっていう双子ですけど。」
柚「やっぱり!創さんは愛麗ちゃんのお姉さんなんですね。」
創「あれ?君たち愛麗ちゃんと知り合いなんですか?」
陽「はい、幼馴染なんですよぉ。」
創「不思議な巡り合わせだね。愛麗ちゃんが幸せそうに暮らしててよかったです。あたしが昔結構ちょっかい出してしまいましたから~」
萌「ちょっかい?」
創「色々としたんですよ。愛麗ちゃんのおっぱい揉んだり、電気あんまかけたり、性的ないたずらしたり・・・」
陽「それ愛麗ちゃんがやられると全部嫌がる奴だねぇ・・・」
柚「いや、愛麗ちゃんじゃなくても嫌がるでしょ全部・・・」
創「だから、愛麗ちゃんには謝りたいです。あの時のあたしはどうかしてました・・・里親に虐待されたことによるはけ口を愛麗ちゃんを虐めて解消していたんですから・・・」
咲「創さん話を聞く限り相当劣悪な環境で育ってるみたいですね。」
創「まあそうなんです・・・私の里親は私を引き取った直後に自分たちの子を作って、私には一切愛を注いでくれませんでしたから。それでたまったものが放出されて・・・愛麗ちゃんへのちょっかいにつながったのではないかなと思います~」
萌「それって一番悪いパターンじゃないの?」
柚「一緒に暮らしていくんですから早い所愛麗ちゃんと和解したほうが・・・」
その時、玄関のチャイムが鳴った。
陽「お客さんかなぁ・・・はーい・・・」
陽姫が部屋の玄関まで行ってドアを開ける。
するとそこには和琴と愛がいた。
和「西園寺!?なんでこんなところにいるの?」
陽「ことちゃんたちこそなんで・・・?」
凛「西園寺さん、ここに引っ越してくる生泉創さんという方をご存じありませんか?」
陽「ご存じも何も、創さんがお姉ちゃんのお友達だから歓迎パーティのお手伝いしてただけなんだけど・・・あれ?愛ちゃんの後ろにいるのって愛麗ちゃん?」
麗「・・・」
和「西園寺、創さんは今いるの?」
陽「いるけど・・・呼んでくるよぉ。」
陽姫はそう言うと、奥の方に戻って行った。しばらくすると陽姫が一人の長身の女性を引き連れて戻ってきた。後ろからはただならぬ事態だと思った咲彩や柚歌、萌夏もついてきている。
創「ええと、何の御用ですか?」
和「(見かけじゃ悪そうな人には見えないけど・・・)」
凛「貴方に合わせたい人がいるんです。」
凛世はそう言うと後ろに隠れていた愛麗を前に出した。
創「愛麗ちゃん。久しぶりですね!元気にしてましたか?」
創は嬉しそうに愛麗に向かって手を伸ばす。しかし、愛麗は後ろへと後ずさりする。
麗「嫌っ!触らないで!そうやってまたあたしに性的な暴行を加えるんでしょ!あたしはじ姉のこと全部分かってるんだから!」
創「愛麗ちゃん・・・ごめんなさい。」
創は愛麗に伸ばした手を戻すと、頭を下げて謝った。
創「愛麗ちゃんがこういう反応するの分かってました。自分を虐めていた人が怖いのは当然ですものね。あたしは自分勝手な理由付けで愛麗ちゃんの胸を揉んだりしてましたもの。だけどもうそんなことはしないつもり。高校3年のときある人に教わりました。人を使って憂さを晴らしたって、今度はその人が苦しんで別の人を襲うって。現に愛麗ちゃんは性格も攻撃的になってしまいました。それは本当に悪かったと思ってます。」
麗「・・・」
創「あたしが自分勝手なことを言ってるのは百も承知です。それでも愛麗ちゃんに許してもらいんです。お願い。また・・・一緒に暮らそう?」
愛麗は創を見ながらその言葉を聞いていたが、創が話し終えてしばらくすると口を開いた。
麗「ほんとにもうしない?勝手にあたしの胸揉んだりしない?」
創「はい。今度からそう言うことをやるときはしっかり許可を取ってからにします。」
麗「それってホントに反省してんのかな・・・まあいいよ。あたしが精神疾患になった直接の原因ははじ姉じゃないし・・・」
創「愛麗ちゃん!」
麗「だけど!完全に許すとは言ってないから、今日から1か月間はあたしの部屋への侵入は禁止!ご飯も1か月の間は自分で作ってね。それ以外は・・・特に何もしなくていいよ。はじ姉が話しかけてくれればあたしは対応するし、家族としては扱うから。祖父さんと楓は・・・ちょっとわからないけど。」
創「それだけの罰で済むなら充分嬉しいです。ありがとうございます。」
麗「6年分の反省はしっかりとしてよね。今日からよろしくはじ姉。」
こうして、創は生泉家に完全ではないものの認められることになったのだった。
和「思ったよりいい人みたいね創さんは・・・それに、なんか夜光に少し似てるような気がする。」
凛「そうですかね・・・確かに髪型と話し方は似ているような気がしますけど・・・」
和「生泉も深層心理の中では創さんのこと好きなのかもしれないわね。だから創さんに似ている夜光を相手に選んだのかも。」
凛「そうなんですかね・・・人の心っていうのは分からないものですね。」
和「あんたの場合考えてること分かんないからある意味怖いけどね。」
陽「あ、そういえば・・・愛麗ちゃんたち時間あったら創さんの歓迎会一緒にやってくれないかなぁ。」
咲「萌夏さんと私でお料理作り過ぎちゃったのよ。らっちゃんたちにもぜひ食べてもらいたいし。」
麗「いいわよ。咲彩の料理美味しいのよね。」
凛「私も参加させていただきます。」
和「あたしも寄ってこうかしら。」
こうして元からいた5人に愛麗たち3人を加えて8人で創の歓迎会をすることになった。
歓迎会では創が酒を飲みすぎて、愛麗のことを襲いそうになったんだとか。

~おまけ~
歓迎会の最中、創の件であることが気になった愛麗は聞くことにした。
麗「そういやはじ姉って今までどこに住んでたの?」
創「春日部ですね。あそこから毎日騎ノ風総合大学に通ってたんですよ。」
麗「住んでるところと問題起こしたってのは?」
創「この前の大雨であたしの部屋だけ浸水して・・・そのアパート低地ながら浸水しません(ドヤ)とか書かれてたから
借りたのに浸水して怒りを感じて大家さんに嫌味言われたから土地がそれなりに高い故郷の騎ノ風に戻ることにしたんです。」
麗「へえ・・・(真面目で少し単純なはじ姉らしいな・・・)」